社会福祉法人大阪市東成区社会福祉協議会

エピソード096

片江
T・H

私が元気に暮らせている理由。それはデジタルを拒否しているからです。根っからのアナログでローテク、スローライフを楽しんでいるからの他ありません。非常時のためにケータイ(4G)は一応持っていますがそれのみです。17時~18時前、とある信金でパソコン教室(Wordを使いこなせるのが条件)へ行き当時デジタルで撮った写真を取り込みカレンダーやポスター等プリントして楽しめました。その後、中之島図書館で富士通の無料教室(ここにもWordが使える条件)でインターネット接続やホームページの作成等教わりましたが、私にとってこれは不必要だと判断し、現在は全く生活に不憫なく暮らせています。ホームページを見ることも仮想空間で遊ぶこともありません。散歩に出かけるのは本屋と古本屋、電子本ではなく、紙の本も読みます。現在ハードカバーや文庫本を併せて月に40~50冊読んでいます。簡単に返還してくれるWordリフトに慣れて漢字を忘れ誤変換されても気づかない馬鹿になってしまう怖さもあり友人との文通・残しておきたい資料等すべて手書きするようにしました。ネットの目が届かない空間にいる心地よさは、いつもスマホを手にしている人たちには分からないでしょう。77歳の抵抗ですが毎日が楽しくて今生きている命を大事にして楽しみたいです。

東成区
リハビリテーション連絡会
理学療法士

デジタルが急速に普及している中でアナログの楽しみ方は貴重ですね。文字を書いたり読んだり、本を探しに出かけるなど…楽しみ方が増えるなと感じます。デジタルとアナログの良さを話し合う機会があれば今の若者の方にも何か伝わりそうですね。貴重な投稿をありがとうございます。